スノーデン株式会社

乳酸菌LJ88

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乳酸菌LJ88

Lactbacillus johnsonii No.1088(以下乳酸菌LJ88)はヒトの胃液から発見された「胃」と「腸」に働く乳酸菌です。胃によい働きをする乳酸菌としてはじめて原料供給が可能になりました。

 乳酸菌LJ88は、2016年10月3日にBSジャパンにて放送された「テクノサミット ものづくりの挑人たち」という番組で取り上げられました。放送された番組はYouTubeにてご覧になれます。

 

 

 

乳酸菌LJ88の効果

  胃壁に働きをかけ、胃酸を分泌させるホルモンであるガストリンの産生を抑えることで、胃酸の分泌を抑える効果があることがわかりました。胃酸は食べ物の消化に非常に重要です。しかし、食生活の欧米化やストレスなどの要因で胃酸分泌が過剰となり、時に胃潰瘍や逆流性食道炎をひきこす原因になるのです。もちろん、整腸効果もあるので乳酸菌LJ88を食物として供給することは胃と腸の両方の健康に保つ効果が期待されます。

日本、米国及び韓国で特許取得

以下の内容で特許を取得しました。

《特許第4457364号》
新規な乳酸菌及び当該乳酸菌を使用して加工した各種製品

《特許第5075254号》
胃酸及びガストリンの産生を抑制する乳酸菌

《US 9243300 B2》
Lactic acid bacterium for inhibiting production of gastric acid and gastrin

《KR101061143》
Novel lactic acid bacteria and various processed products
produced by using the lactic acid bacteria

《KR101451188》
Lactic acid bacterium for inhibiting production of gastric acid and gastrin

乳酸菌LJ88の特長

  1. 強い耐酸性です
  2. ヘリコバクター・ピロリ他様々な病原菌の増殖抑制効果があります
  3. ガストリン産生を抑え、胃酸分泌抑制効果があります
  4. ヒトの胃液から分離された安全性の高い乳酸菌です
  5. 胃に対する作用だけではなく、腸の善玉菌であるビフィズス菌を増やします

 




乳酸菌LJ88殺菌体の特長

  1. ガストリン産生を抑え、胃酸分泌抑制効果があります
  2. ヒトの胃液から分離された安全性の高い乳酸菌です
  3. 胃に対する作用だけではなく、腸の善玉菌であるビフィズス菌を増やします
  4. もともと加熱処理により殺菌体になっているので、様々な加工食品に配合できます

乳酸菌LJ88は胃と腸の健康状態が気になる方に適しています

  1. 胃酸過多・胸やけ・胃炎・胃潰瘍等でお悩みの方に適しています
  2. プロトンポンプ阻害剤の治療補助・減薬補助やリバウンド減少予防に適しています
  3. 腸内環境が悪化し、便秘・軟便・お腹のはりなどでお悩みの方に適しています
  4. ピロリ菌除去治療の補助に適しています

乳酸菌LJ88のデータ

★乳酸菌LJ88殺菌体の血中ガストリン濃度に及ぼす効果

 胃酸分泌を促すガストリンというホルモンは胃壁中のガストリン陽性細胞(G cell)で生成されます。乳酸菌LJ88を胃酸過多状態の無菌マウスに経口投与すると、生菌、殺菌体ともに胃壁のガストリン陽性細胞数を減少させることが判明しました(Appl. Environ. Microbiol. 77, 6964-6971 (2011))。

 そこで、乳酸菌LJ88殺菌体を、胃酸過多状態の無菌マウスと、胃酸過多状態ではないSPFマウスに経口投与してみました。その結果、胃酸過多状態のマウスでは、血中ガストリン濃度は低下しましたが、正常マウスでは過剰な低下は起こりませんでした。

 



★プロトンポンプ阻害剤のリバウンド作用の軽減効果

 胃潰瘍、十二指腸潰瘍、逆流性食道炎の治療薬であるプロトンポンプ阻害剤は強力な胃酸分泌抑制剤です。しかし、同時に胃壁のガストリン陽性細胞が増え、薬の効果が切れるとリバウンドで胃酸が分泌されるデメリットがあります。

 ピロリ菌の除菌にもプロトンポンプ阻害剤などの強力な胃酸分泌抑制剤を使用しますので、除菌成功後に同じようなリバウンドが懸念されます。そこで、無菌マウスを用いて、ピロリ菌の除菌療法を実施後、乳酸菌LJ88殺菌体をマウスに経口投与し、その効果を見ました。

 その結果、

(1)ピロリ菌を感染させると、ガストリン陽性細胞数が減少しました。

(2)PPI投与を含む抗ピロリ療法を実施すると、減少したガストリン陽性細胞数が増加しました。

(3)LJ88殺菌体の投与により、上記細胞数の増加が解消しました。

 

 以上から、LJ88殺菌体には、プロトンポンプ阻害剤のデメリットを軽減し、減薬よる胃酸過多を予防する効果が期待できます。                 




★腸内環境に及ぼす乳酸菌LJ88殺菌体の効果

 乳酸菌LJ88殺菌体は、胃だけでなく腸内環境に対してどのような作用を及ぼすかを調べました。ヒト腸内菌叢定着マウスに、乳酸菌LJ88殺菌体を2週間連日経口投与したことによる、糞便中のビフィズス菌の数を測定しました。その結果、乳酸菌LJ88殺菌体には、善玉菌の代表であるビフィズス菌の数を増やす作用があることが分かりました。




★乳酸菌LJ88殺菌体をご飯やパンに配合した時の安定性

 パンやご飯を調理する前に乳酸菌LJ88殺菌体を入れてみました。その結果、調理後も乳酸菌LJ88殺菌体が検出され、また定量可能であることが分かりました。

 


★乳酸菌LJ88殺菌体を用いた臨床試験

(目的)

・健康なボランティア(胃の不調を感じる方を含む)を対象に、経口摂取した際の乳酸菌LJ88殺菌体の効果と安全性を評価することを目的としました。

(方法の概略)

・30名の健康なボランティア(男22名、女8名;22-67歳;胃腸薬を飲んでおらず、治療も受けていない)を対象としました。

・15名ずつ、ランダムに2群に分けそれぞれ、10億個/日、100億個/日のLJ88殺菌体を含む試験品(スティック粉末)を、1回/日、6週間摂取してもらいました。

 ・FSSG問診票(胃食道逆流症関連症状に関する問診票)、症状アンケート、血中ガストリン濃度測定で、有効性を調査しました。

 ・血液生化学検査、血球検査、尿検査、等で安全性を評価しました。

 

主な結果

・FSSGの総合計点数、運動不全症状関連点数は、低用量群、高用量群ともに6週間の摂取で有意に改善しました。

・酸逆流関連症状に関する点数は、有意差は認められませんでしたが、改善傾向でした。

LJ88殺菌体の経口摂取は10億個/日、100億個/日ともに、胃食道逆流症関連の胃症状を改善しました。

Komatsu et al. (2016) American Journal of Food Science and Health, 2(6), 176-185.

 

・胃症状が悪化の経緯無く改善したとアンケートに回答した7名については、血中ガストリン濃度が有意に低下しました。

・安全面の大きな問題点を示す知見は、認められませんでした。

乳酸菌LJ88の安全性

国内の提携工場にて、厳密な品質管理のもと製造しています。乳酸菌LJ88はLactobacillus johnsoniiという種に属する乳酸菌ですが、この菌種は欧州食品安全機関(EFSA)による安全性適格推定(QPS)リストに収載されている安全な乳酸菌です。乳酸菌LJ88については、更に以下の試験により安全性を確認しています。

・急性毒性試験
概略の致死量(ALD)> 2.0×1012 個/kg (ラット経口:殺菌体)
概略の致死量(ALD)> 7.4×1010 cfu/kg (ラット経口:生菌体)
・小核試験
小核誘発性はない
・Ames試験
陰性

乳酸菌LJ88原料商品の特長

★乳酸菌LJ88(殺菌)末

~胃と腸で働く乳酸菌です~

  1. ヒトの胃液から分離された新しい乳酸菌です
  2. 胃に作用し、出過ぎる胃酸を抑える効果があります
  3. 整腸効果も期待できます
  4. 殺菌体なのでさまざまな剤型に配合可能です

 

乳酸菌LJ88(殺菌)末の製造方法

タンク培養⇒集菌・洗浄・濃縮⇒賦形剤添加⇒*殺菌⇒凍結乾燥⇒粉砕・篩過⇒倍散混合⇒篩過⇒倍散混合⇒篩過⇒計量・小分け・充填(*殺菌後、乳酸菌LJ88生菌が存在しないことを確認)

乳酸菌LJ88(殺菌)末の規格

  • 乳酸菌:100億個/g以上(倍散剤としてデキストリン、馬鈴薯デンプン、還元麦芽糖水飴を含む)
  • グラム染色:陽性
  • 形状:桿菌
  • 微生物試験:
     細菌=3,000cfu/g以下
     真菌=1,000cfu/g以下
     大腸菌群=検出しない
  • 重金属:20ppm以下(Pbとして)
  • ヒ素:2ppm以下(Asとして)

乳酸菌LJ88のQ&A

Q1.ガストリンとはなんですか?
A1.胃酸を分泌する生理作用のあるホルモンです。食餌が胃壁を刺激するとガストリン陽性細胞(G cell)から分泌され、さらに胃酸を分泌させるのです。
Q2.プロトンポンプ阻害剤(PPI)とはどんなお薬ですか?
A2.胃酸分泌を強力に抑制するお薬で、逆流性食道炎、胃潰瘍、胃炎の治療やピロリ菌除去療法に使用されます。連用すると胃壁のガストリン陽性細胞が増えるためかえって胃酸が分泌しやすくなるデメリットがあります。
Q3.乳酸菌LJ88の腸に対する効果はどうですか?
A3.乳酸菌LJ88を摂取すると生菌のみならず、殺菌体でも、ビフィズス菌などの腸内善玉菌が増えることがデータで明らかになっております。
Q4.安定性についてはどうですか?
A4.殺菌体に関しては、加熱殺菌しており、安定性も問題はありません。そのため様々な形態の食品に配合することができます。
Q5.原料の味やにおいはありますか?
A5.特にありませんので何にでも配合することができます。
Q6.健常人が使用しても大丈夫ですか?
A6.健常人の胃から分離された乳酸菌なので大丈夫です。安全性・有効性を見るための臨床試験を計画しています。
Q7.毒性試験については行っていますか?
A7.急性毒性試験、変異原性試験を実施しております。
Q8.放射性物質検査を実施していますか?
A8.「乳酸菌LJ88(殺菌)末」原料について、ヨウ素-131、セシウム-134、及びセシウム-137について、ゲルマニウム半導体検出器を用いたガンマ線スペクトロメトリーによる核種分析を行いましたが、いずれも検出されませんでした。